成果
- 最終成果物として、詳細なマイクログリッドの市場機会評価を提示することで、主な成功クライテリアの概要と、ベストプラクティスアプリケーションに関する実践的な助言を提供した。
- また、初期実装戦略の立案とともに、それぞれ短期、中期、長期戦略の主なステップも概説した。
お客様の声
市場が成熟していない分野の調査であり情報が限定的であることが予想されたにも関わらず、当社の要望に対し毎回期待以上の成果をご提供いただけて、今後の事業開発に向けてとても有益なものとなり大変満足しております。担当のコンサルタント、チームの調査能力の高さやこちらの意図を組んでいただけるコミュニケーション力の高さには感銘を受けました。
ENEOS株式会社 中央技術研究所 技術戦略室 事業創出推進グループマネジャー 中山慶祐様
アプローチ
- イントラリンクは、16週間にわたって広範なマーケットリサーチを実施した。具体的には、市場の魅力とさらなる成長機会の評価に焦点を当て、マイクログリッドにおける主要プレーヤーの特定やバリューチェーンの分析とともに、主要なハードウェアとソフトウェアについて、また従来型ならびに革新的なビジネスモデルなどを概説した。
- また、5つの対象地域(英国、ドイツ、デンマーク、カリフォルニア、ニューヨーク)に焦点を当てた集中的な調査を通して、再生可能エネルギーに関するポリシー、既存の料金体系、マイクログリッドの規制や取り組みの概要を解説だけでなく、10件のケーススタディを分析することで、ベストプラクティスを特定・提示した。
- 最後に、国内におけるENEOSのマイクログリッドビジネスに貢献できるマイクログリッド管理ソフトウェアスタートアップ約25社をロングリストにまとめ、展開・提携を促進するサポートも提供した。
背景
- 石油精製・販売事業において国内最大手であるENEOSは、現在、事業ポートフォリオの多様化とエネルギー事業の拡大を目指している。
- ENEOSは長期ビジョンの中で、2040年の社会シナリオとして低炭素社会の構築に向けて分散型太陽光発電+蓄電池の導入が進むと想定し、その活用方法の一つとして、今回、マイクログリッドの可能性に関する調査、グローバル市場及び最新トレンドの詳細把握、既存プロジェクトの分析などを通して、初期の実装戦略を策定したいと考え、イントラリンクに調査を委託した。