Skip to content
ブログに戻る

欧州で「勝てる」日本企業とは:ドイツでの主催イベント、盛会のご報告

弊社は2023年より毎年、欧州大陸を中心に活動する日本企業の皆様を対象とした対面イベントをドイツで開催してきました。4回目となる今回は、「欧州で『勝てる』日本企業とは ~今、当地で活動する意義と成功への道筋~」をテーマに、欧州市場の戦略的重要性と、新規事業開発をいかに成果へ結び付けるかについて、講演とネットワーキングを通じて議論を行いました。

 

弊社CEOのGregory Sutchからの開会挨拶の後、欧州最大級のディープテックファンドWorld Fundと弊社Business Development Director/Head of VC partnershipのガンボーニ拓也が登壇したファイアーサイドチャットでは、日欧間連携が今ますます重要になっている背景や、日本企業が欧州のスタートアップやファンドに投資することによる戦略リターンなどについて議論が行われました。

Germany


続くパネルディスカションでは、欧州で新規事業開発・オープンイノベーション・研究開発連携を推進するDNP Europa GmbH古谷俊輔氏 、Nippon Electric Glass Europe GmbH西村誠氏 、Yamazaki Mazak Deutschland GmbH山崎遼氏 の3名にご登壇いただき、それぞれの実体験をもとに、欧州市場の魅力や課題、成功のポイントについてお話をいただきました。

登壇者に共通していたのは、欧州を単なる販売先ではなく、先端技術・研究開発・事業機会を生み出す重要な拠点として捉えていることでした。特に欧州では、大学や研究機関、スタートアップ、企業、政府機関が協力するエコシステムが形成されており、日本企業にとって有望な技術やパートナーを発掘しやすい環境が整っている点や、規制や標準化を通じて新たな市場が形成されるケースも多く、将来の事業機会を見据えた活動の重要性が強調されました。

さらに、欧州で成果を上げるためには、市場理解だけでなく、現地のエコシステムに深く入り込み、技術・顧客・パートナーとの接点を継続的に築いていくことが不可欠であるとの認識が共有されました。とりわけ、ディープテックなどの新興分野では、単独企業で成果創出をすることは決して容易でなく、エコシステム全体で価値を創出する考え方が重要であり、その点日欧連携の意義もますます高まっているとのコメントがありました。

一方、欧州で活動する上での最大の課題の一つとして、本社と現地の認識ギャップも挙げられました。欧州では意思決定やプロジェクト推進のスピード感はじめ、日本とは異なる商習慣や規制への対応が求められます。そのため、日本人駐在員には現地の情報やネットワークを本社へ伝える「アンテナ」と、現地と日本をつなぐ「ハブ」の役割が期待されており、現地ネットワークを通じて得られる信頼性の高い一次情報や、人と人との関係構築の重要性は、AIが台頭する現在でも引き続き高いとの見解で一致しました。

パネルディスカッション後には会場を移してネットワーキングが実施され、業界や企業の垣根を越えて、欧州での事業開発に共通する課題や経験について活発な情報交換が行われました。

20261014_173822 20261014_173433

当日は、欧州各地から約40名の皆様にご参加いただき、パネリストからの知見の共有はもちろんのこと、情報交換の場としてもこのイベントをご活用いただくことができました。弊社は、今後も定期的にこのようなイベントを通じて、日本企業様の課題解決へのヒントや情報交換の場の提供、さらに国境を超えたコラボレーションや事業・市場開発の促進に貢献して参ります。

 

海外新規事業開発に関するご相談は、弊社までお気軽にお問い合わせください。

共有: